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【2024年プロが教えるぎっくり腰のホントの話】

ぎっくり腰とは?

ぎっくり腰の正式名称は、「腰部捻挫」「腰椎捻挫」です。

海外では「魔女の一撃」と言われたりもする、いわゆる俗名です。

そして、ぎっくり腰と言っても、どの方も痛い場所もどんな風に痛いかも同じではありません。

「急に腰が痛くなった」

と来院されますが、皆さん痛くなった原因が違います。

・下に落ちた物を取ろうとして
・重い物を持ち上げたら
・座っていて、立ち上がったら

など様々です。

そして、初めての方もいれば、年に何度も、何年も繰り返している強者もおられます。

原因も違えば、痛い場所も違う、初めての方も繰り返す方もいる。

それが、ぎっくり腰と言われている急な腰の痛みです。

そして、慢性的に腰痛を抱えている方がほとんどです。

どう対処したらいいのか?

私の20年間の施術人生の中で得た経験で言わせてもらえば、

痛い患部に異常が起きているので、体が痛く感じています。

だから、痛い患部の異常を元に戻せば、痛みは意外と早くおさまります。

単純な話です。

ですが、それをしてくれるところがないので、皆さんお困りですよね。

私は、最初は背骨や骨盤の歪み(サブラクセーション)が神経を圧迫し、その神経の先にある器官に異常が発生するという理念に基づいたカイロプラクティックという手技療法の勉強をしました。

知識も骨を動かす矯正の技術も素晴らしい先生の元で、10年以上修業しました。

その先生の話や、処置のやり方を見て、段々とこう思うようになりました。

「これ治そうとしている?」

その先生は、ぎっくり腰の患者様が来院すると、電気を当て、テーピングをし、最終的にはコルセットを巻いて帰していました。

患者様は、固められて動きにくくなることで、少しマシになったと帰っていきます。

「また、明日来てください」と、その先生は言います。

処置は、痛いから動かないように保護しているだけです。

異常が起きている患部を、元の状態に戻すような施術はしていません。

強い電気刺激によって、少しの間痛みを感じにくくなりますが、家に帰ると元通り。

だから、ぎっくり腰で来院した患者様は、1週間は苦しそうで、通常の生活に戻るのに1ヶ月はかかっていました。

それでも患者様は、「先生のおかげで早く治りました!」と言います。

本当ですか?

よくその先生は、「痛みが起きている患部は炎症が起きているから触らない方がいい。周りから治療します」と言っていました。

だから、変わらないのでは?

決定的だったのは、その先生の先輩のカイロプラクターの先生が遊びに来た時に、

「動けないぎっくり腰で来られてもやりようがないから、動けるようになって来てくれないと」

という言葉でした。

「やっぱりか~い!!」

「動かすと痛いから固めて保護」という考え方で処置されても、痛みはおさまりません。

ちなみに、ひどい痛みではない方には骨盤を矯正したり、背骨も矯正していました。

素晴らしい手順と技術でしたが、どの方もその場で治ったとはなりませんでした。

だから、最終的にはコルセットを買わせ、巻いて帰らせます。

ここで、今まで誰も教えてくれなかったコルセットの正しい巻き方を披露すれば、何て知識が豊富なんだと感謝して帰っていきます。

「また、明日来てくださいね!」と定番の言葉を繰り出します。

当院にも他院で毎日3週間骨盤矯正を受けたが、痛みが変わらないと来院された方がいました。

「痛みが変わらないのに、よく3週間通いましたね。」

と私が言うと、患者様は、

「その先生、優しくて本当に良い先生なんです。親身にくれて。」

と仰っていました。

結婚詐欺師は、正体がバレるまで、優しくて親切な人を演じます。

3週間も辛い日々を過ごすより、痛い患部を修理すれば、痛みは予想より早くおさまります。

それはぎっくり腰だけでなく、捻挫でも、肩こりでも一緒です。

修理するための手技療法は、当院で行うFDM(ファッシャル・ディストーション・モデル)です。

アメリカのドクターが創始した手技療法です。

ちなみに、修理するとは、車で言うと鈑金みたいな感じです。

痛そうでしょ?(笑)

でも、気持ち良く修理できると思いますか?

虫歯を削るのが痛いのと一緒ではないかと、私は思っています。

でも、痛いのが嫌なら、電気や固定などの親身な対応で、1ヶ月ぐらいガマンすればマシになります。

ぎっくり腰になっても、動ける範囲で動いていると、1ヶ月ぐらいでマシになるのとあまり変わりませんが・・・。

早く動けるようになりたいなら、修理することをお勧めします。

一瞬痛い思いをして楽になるか、長く痛い思いをして過ごしたいか、どちらがお好みですか?

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